モノづくりをする中で学んだ本当にクリエイトしないといけなかったこと〜part3〜
モノづくり、クリエーターという仕事は可能性にしかあふれていない
クリエーター、モノづくりというタイトルなのに主にガンダムバーでの話をしている。
けれど、どんなことにでも繋がっていて学ぶべき大切なことにあふれている。
・知っているから動く。人は確認作業で動いている。
・素直に聞く。しかもプロフェッショナルに。
・コミュニティーを作ってあげる。
・世の中には高くてもそれを欲しがる人がいる。
ガンダムバーで働く中でリアルで得た4つの大切なこと。
最後の一つ、世界に出てモノづくり、クリエーターとして出れるキッカケになったこと。
その前に簡単におさらいを。全部が大切なことだからとことん覚えて欲しい。
そこに何があるか知っているから人は動く。
イメージするには情報がないとイメージできない。どこにいけば何があるか知っているから動けるし、買いに行ける。
八百屋と書いていてお肉が売っているだろうか?魚屋と書いていて果物が売っているだろうか?
”私は○○です。”
そんな旗を自分でちゃんと立てているだろうか?自分はそう思っている、言っているでなく、周りの認識もそうだろうか?
この人=○○となる。
○○といえば○○さんだよね〜という会話をきかないだろうか?そして曽爾お人はスペシャリストと知っているので安心しないだろうか?
アニメバーでなく、ガンダム専門のバー。自分で私はガンダムの専門のお店ですという旗を掲げているからお客さんは探してくる。ガンダム好きといったらあそこを知っておいたほうがいいよ!口コミが生まれる。
素直に聞く。しかもプロフェショナルに。
この場合、間違って捉えないで欲しいのはあなたがプロフェッショナルでないといってるのではないということ。あなたは専門家でプロフェッショナルでプロフェッショナルだ。そんなことないよ〜と思っても、自分で作ったものを販売しお客様からお金をいただくということはもうプロフェッショナルだ。その自覚を持ったほうがいい。
その上でできないことがあるはず。
一番多い悩みがどうやって売るか?ということだと思う。
作れても売れない。作っても在庫が増えるだけ。こんな経験がある人はいないだろうか?僕はめちゃくこのタイプだった。作りたいものが次から次へと出て、アイデアが浮かんでそれを形にしたくてしょうがない。で、その結果在庫が増える。こんな循環だった。
そこで大切なのは素直に聞くということ。
うまくいってる人、憧れの人、理想の人、モノづくりを教えてくれた人、そんな人が必ず周りにいるはずだ。その人に素直に聞くのが一番。
どうやって自分の商品がそんなに売れるようになったのか?どんな努力をしたのか?
素直に聞くのが一番。そしてそれをふ〜んと聞くのでなく素直にやってみることに尽きると思う。
自分で考えて考えてやってみてできないということは何かが違っているからで、それをしっかり受け入れて素直に聞いて実践する。この時、自分のプライドくんを大切にしないこと。だってあなたの商品が世に広まったらどんな素敵な現象が起こりますか?喜んでくれる人が増えてらどんな気持ちになりますか?
大切なのはどんな職業も手段であるということを忘れないということ。
コミュニティーを作ってあげる
自分のお店に来てくれる人、買ってくれた人がいるなら必ず孤立させないことを僕は大切にしている。ガンダムバーでもお客さん同士が仲良くなり友達になることもあれば、イベントをやったりしてガンダムバーという商品を通して人と人をつなぐことを大切にしていた。
一緒に旅行に行く中になる人もいれば、お店を貸切にしてイベントやっていい?とか新しい関係、そしてお店にとっても有り難い循環が生まれて行った。
コミュニティーを作ると、遠かったものが近くに感じる。好きなものが同じ人を人は嫌うだろうか?このご飯うまいよね!この映画いいよね!このアーティストいいよね!とそこには"繋がりと共感"を感じないだろうか?
いつか引っ越してしまってお店に来れなくなってしまったとしても、友達同士で出かけている時でも、その人の会話や心の中に、
”あの人がいたからこの人と出会えたんだな〜とか”
”あのお店に行きたいな〜”とか
そんな人の心に残る存在になる。それがファンを得たということで、この仕事をやっていてよかったなと思える一つの瞬間だたりする。
世の中には高くてもそれを欲しがる人はいる
このi-pnoneケースはあそこで作るといくらくらいだから、これくらいで売ろうかな?
僕は昔そんな価格設定をしていた。もちろんうまく行くはずもなく、待っていたのは薄利多売で好きなことをしているのに、金銭的に苦しくなる生活だった。
安ければ売れる!それが当時の僕の持っていた答えだった。
しかしガンダムバーで働かせてもらう中で、なぜ1杯700円ビールを飲みに来るのか?テーブルチャージ(席料)も合わせたらビールいっぱい飲んだだけ1200円だ。
それでも来るお客さん。
何度、家で飲んだ方がお得なのに、、と思ったことか。
でもお客さんは、ビールというものにお金を払っていたわけでなかった。
大好きなものに溢れた空間、子どもの頃に夢中になっていたものは大人になったら懐かしさを覚え、毎日仕事を頑張るなかでの仕事終わりの子供の頃を思い出せる場所。そして同じ趣味を持った人たちとの新しい出会い。それが心地よく何回でも来る。だからバーなのにお酒の腕も、何にも言われることはない。だってお客さんが求めているのはお酒の味でなく、ガンダムを見ながらお酒を飲むということだから。
今思えば、i-phoneケースを売ればよかったのでなく、それを手にした時に得られる感情、起こる変化をもっと伝えて売っていけばよかったなと思う。
そしてだいぶ引っ張ってしまったけれど、一番大きな学びだったこと。
それは、
どこでやれば誰の役に立つかを考えるということ。
お祭りの屋台で屋台が3店舗並びで、たこ焼きだったら欲しいともうだろうか?
めちゃくちゃ寒い国で速乾性抜群のタンクトップを売りに行く!は売れるだろうか?
暑い国でめちゃくちゃ省エネのストーブは売れるだろうか?
考えたらすごく当たり前なことなのに、なぜか僕らは見落とすことが多い。
一体今のこの商品は、サービスは誰にとって価値があるのだろう?
誰を喜ばせられるのだろう?
作りたいと思うばかりでそれを考えている人はどれくらいいるだろう?
僕はそう行ったお客様の気持ちを全然考えていなかった。
売れたいのに売れない!絶対いいのになんで買わないんだろうばかりを考えていた。
そんなときガンダムバーで僕は先にあげた4つを学び、考えたことあがった。
それは、どうすればもっとこの人たちに喜んでもらえるだろう?ということ。
お客さんも自分が持ってきたガンダムを飾っていけるので店内はプラモデルだらけで、みんなそれぞれのもの見て感動している。
これに自分ができること。スワロフスキーのデコレーション。
、、、!!!!!! これだ!!!!!!
そう思いついたのは、ガンダムにスワロフスキーでデコレーションし、キラキラのガンプラを作ることだった。
そして1週間かけて作り上げ、お店に並べるや否や
「何これ!?すげえ!」
「どこで買ったの!?」
質問と感動の声をたくさんいただいた。
そして、作ってよ!!というオーダーにも繋がった。
もちろん、ここにきているお客さんの年齢、価格帯を考えるとそりゃ今まで聞いたことがないような金額でオーダーしてもらえた。
そしてこの時、これをどこでやれば誰の役に立つんだろう?喜んでもらえるんだろう?希少性が高くなるんだろう?と考えた。
日本で水は1000円で売れなくても、きっと砂漠のど真ん中で冷たい水を1000円で売っていたら喜ばれる。
こんな視点んを持つことができた。
日本だとこれくらい、海外ならいくらだろう?
初めてのマーケティングというものをした。
その中でmade in japanということがブランドになり、さらに日本のアニメ文化が人気な国を見つけた。
ここだ!!!と僕の直感は言った。
そして僕はガンダムバーに感謝をつてて辞め、デコレーションしたプラモデル2つを持ってそのくにうへ飛んだ。
その結果、今僕は海外を拠点にモノづくりをしたり、東南アジアのカンボジアという国で自分の学んだきたことを子供達に伝えたりしながら飛び回る生活になれた。
どこでやれば誰の役に立つのか?
つまりはとことん、相手の目線に立って、相手の気持ちになって考える。
そして、必ずそれが生きる場所があってそれが日本なのか海外なのかはわからないということ。
僕にできること、知っていることであればお力になれると思います。
なんでもはできないけれど、できることを通して、クリエーターのみなさんや、モノづくりをしてる人の力になっていけたらなと思います。
だって僕はモノづくりって世界一、心と温度がある仕事だと思っているから。