気ままライフ@カンボジア

31歳。大切な人を守りながらも好きな時好きな場所へ自由に生きること。

まだお金を貯めようとしているの?貯めるよりも使わなくてはいけない銀行の話。

毎日なくなっているあなたの○○銀行の口座

 

これはぼくがまだ26歳の頃に聞いたお話です。

 

当時の僕は、スワロフスキーで作った物の商売をしていた。

学歴なんてものは僕にはなく、人よりずば抜けたことも特になく、勉強ができないまんま大人になった僕には就職という道を選んでこなかった。

だから最初の職業で選んだものはフリーターだった。

 

 

flight-high.hatenablog.com

 

 

そんなフリータ時代にいろんな仕事をやって見たり、人に会わせてもらい、いつのまにか自分の思いついたアイデアを形にしてモノづくりを職とし商売をしていた。

当時の僕は何がなんでも稼ぎたかった。通帳にお金を貯めておきたかった。

 

それは、世界中を自由に飛び回ってこの世界を自分の目で見たいという目標があったから。

そしてもう一つの理由は、心の何処かに同級生を見返してやりたいと思っていたから。

 

通知表が1と2ばかりのあいつが?!

テストでいつも平均点以下だったあいつが?!

 

そんな風に、今では本当にどうでもいいことが、なぜだかモチベーションの一つだった。

一度はありませんか?

”見返したい”気持ちがモチベーションで取り組むこと。

勉強も、部活も、仕事も、誰かに何かを言われて、「このヤロォ〜見とけよ!」みたいな気持ちのエネルギー。

当時の僕はそのエネルギーで突き動かされていた。

 

 

来る日も来る日も車に乗って営業し、人と会って打ち合わせをし、

そして自ら製作し、あれはあれで楽しかったし、忙しくさせていただき毎日が充実はしていた。

 

そんなある日、僕は一人の女性起業家のYさんという方と打ち合わせをしていた。

 

 

Yさん「これをこうしたら可愛いと思うからこんな感じでお願いね。」

 

僕「わかりました!Yさん相変わらずおしゃれなデザインチョイスしますね!」

 

そんな具合にオーダをもらっていた。

 

Yさん「ねぇこれから何をしていきたいの?」

 

僕「仕事以外だと、僕は世界を回って見たいです。あとは途上国と呼ばれてるところをもっと自分で見て回りたいんです。だから稼いで貯めたらちょっといってみようと思ってます。」

 

Yさん「なるほどね〜。ねぇ世の中には人が作った銀行と神様が作った銀行の2種類の銀行があるって知ってる?全く違う制度の銀行。というかこの話、信じる?」

 

2種類の銀行??

神様が作った銀行?

 

僕はなんのことかも見当がつかなかった。

 

でもこの話は、僕を大きく変化させてくれたとても強烈に考えさせられた話なのでシェアします。

 

 

2種類の銀行、それはお金と時間の銀行。

 

 

死ぬまでにいきたいところは本当にあるの?女性起業家の一言

 

僕たちはお金という形はあっても実体のないものを日々の仕事の中で得ている。日払いでもらうこともあれえば、月に一度もらったりする。そしてそのお金は人が作った銀行、お金の銀行へと入れて保管しておく。

すると人が作ってくれた銀行は一年単位で少しだけれどお金を増やしてくれる。

これが利息。

 

 

反対のもう一つの神様が作った銀行。それは時間の銀行だった。

この時間の銀行へは僕たちは毎日何も特に入れていくわけでもなく、入れるどころか毎日、日付が変わった瞬間にもらっているのだそう。

 

86400秒

 

それが時間の銀行から僕たちが毎日もらっている時間。

 

お金の銀行は使ってしまったらなくなり、次の日になっても増えることもないけれど、時間の銀行だけは一つのルールがある。

 

使いきれなかった時間はリセットされて翌日に足されることはない

 

だから、あぁ〜!使えなかった。と思っても取り戻すこともできなければ、もう二度と戻ってこないということをYさんは話してくれた。

 

そして、神様の時間銀行には、利息が毎日与えられているということも教えてくれた。

その利息とは、一言で言えば"縁  "。

 

その日、与えられた時間の中で必ず人とのご縁があるらしい。

神様が最初からボーナスをくれてるんだとYさんは教えてくれた。

 

僕は人に会うときに当たり前のようにあっていた。

メールで連絡したりで電話をかけたり、当たり前のように会いたい人に会えるもんだと思っていたけれど、実はそれは大きな間違いで人に会うときは、感謝しなきゃいけないのよ、だってなくなってしまう時間を自分のためだけに使ってくれてるんだもん。命の時間をもらってたらそれはもう謝るレベルでありがとうだよね。とYさんはコーヒを飲みながら語ってくれた。

 

 

僕も、あなたも、今日神様の時間銀行から与えられた預金(時間)の中で今を生きないといけない。だからこそ、与えられたこの時間を、過去や未来でなくまずは今に精一杯感謝しないといけない。

 

Yさん「私が自分で起業しようと思ったのも、神様は挑戦を勧めるために毎日リセットしてまた同じ時間をくれてるんだと思ったから。

失敗したって、また明日時間がもらえてまた挑戦できる。くよくよすんな!引きずんな!って伝えたくて同じ1日にしないように昼と夜がある。

そう思ったら、もうやるしかないじゃない?」
  

その話を聞いた年、僕は生活のベースを海外に移した。

 

面白いことにこの時間銀行はお金の銀行と違って国の制限がない。

どこにいたって平等にもらえる。

 

86400秒

 

あなたは今日、何に使いますか??